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新刊から2

ふーむ、12月30日というまさにどさくさで、文遊社から今度は『黒いダイヤモンド』が復刊とのこと。

ヴェルヌ作品が見直され、新しい読者が増えるのはいいこと。

でも文遊社の復刊シリーズはやや高めだなあ。ヴァージニア・ウルフの『歳月』だって、そりゃ出れば買いますが、新訳を文庫で出すのでも少しもおかしくないのでは。

『黒いインド』は新訳が出ないかな、とひそかに思っていたので、やや複雑。

一方では、著作権が切れたらしく、ポール・ヴァレリーは新訳ラッシュで、レオナルド・ダ・ヴィンチ論なんて、立て続けに違うところから出ているからよく分からない。
また一方で、岩波文庫は鈴木信太郎訳のヴァレリー詩集を復刊している。これこそ新訳すべきなのでは・・そう簡単ではないか。

ヴァレリーはともかく、来年こそは新訳ヴェルヌの刊行ラッシュ、といきたいところですね。