記事一覧

遠足報告、リクエストにお応えして

こんばんは。8月29日のナイトズーラシア遠足の、個人的視点によるご報告です。参加人数は大人5名、子供1名の計6名でした。

園内は賑わっていましたが意外なほど暗く、入口で売っている青いライトの光が方々に光っていました。我々も、唯一子供の参加者だったUちゃんの翳す青い光に導かれて園内へ。

真っ先に向かったのはゾウ。かなり広い囲いのなかを悠々と歩いていました。
——『蒸気で動く家』の蒸気機関のゾウはこれより大きいですか?
——大きいと思います。本物のゾウ3頭と力比べするシーンがありますね。
——で、勝ったのは勿論……
——そりゃ、負けちゃったらお話にならないでしょ。
——でもそこ、ちょっと負けてほしかったかも。で、「自然ってすごーい」って。
(どれが誰の台詞だか定かでないです、すみません)

第二の目標はトラ。夜の闇に目を輝かせる勇姿を期待したのですが、物陰でベターっと熟睡中。早寝というより、まだ起きていなかった、ということのようです。

サルの仲間もずいぶんいました。「アカアシドゥクラングール」のように、「モンキー」でなく「ラングール」とつくサルが何種類かいたのですが、この「ラングール」、蒸気で動く家に乗り込んでくる場面があって、「一瞬フィーチャーされる」そうです。

寝ていたトラに引き換え、インドライオンは元気。そう、インドはアフリカ以外で唯一ライオンがいるなんて初めて知りました(ただし激減)。牡ライオンは引っくり返ってお休み中でしたが、牝ライオンは食事中。主な獲物の一つがイノシシだったりするあたりが、アフリカのライオンと違うところでしょうか。私には最大のインパクトでした。

その後、会長が「かっこいい」とお気に入りのバクをUちゃんが「かわいくない」とバッサリ切り捨てる一幕などもありつつ最後はズーラシアの目玉、オカピへ。シマウマの足とキリンの舌を持ったポニー大のかわいい奴でした。

この時点でメンバー全員、相当歩いてます。声も枯れてます(それは、はしゃぎ過ぎた私だけ?)。そこで最後は、園内を突っ切るオカピバスで入口まで送ってもらって閉園ぎりぎりにゴールイン。バスで出された「キリンの角は何本?」のクイズはメンバー誰も正解せず、賞品のシールこそ貰いそこねましたが、楽しい遠足でした。

今回参加した人も参加できなかった人も、またみんなでどこか行きましょう!

※クイズは「3本」「4本」「5本」の三択でした。気になる方は調べてみてください。

明治期におけるジュール・ヴェルヌの移入

比較文学会東京支部の今月の例会は、特別企画「明治期におけるジュール・ヴェルヌの移入」です。司会・講師のお三方はいずれも当会のメンバー。詳細はトップページ(右上の「ホーム」をクリック)をご覧ください。

盛林堂書房で会誌の販売開始

西荻の盛林堂書房にて会誌の販売を始めていただけることになりました。本日、暑い中、納品してまいりました。日本文学とミステリ関係の品揃いが実に渋く、棚を見ているだけで楽しいお店ですので、機会のある方はぜひ立ち寄られることをお勧めします。

http://d.hatena.ne.jp/seirindou_syobou/20120727

店主さんも後藤明生ファンということで、当方がまだ入手していなかった『この人を見よ』の実物を初めて見せていただき、初めて会った同士でしばし感慨に耽るという貴重なひと時を持つことができました。早速、用のあった神保町に回って入手。帰りの電車の中で矯めつ眇めつしていたので、さぞ周囲の乗客からは変な奴と思われたに違いありません。

研究会情報

まず会誌第6号ですが、5月5日に完成予定となりました。翌日の文学フリマでお披露目ということになります。お時間に余裕のある方は、ぜひブースまでお越しください。2011年度会員の方には1部その場でお渡しできます。

そして3月に幻と終わったウィリアム・ブッチャー講演会、5月20日(日)に江東区文化センター第一会議室(最寄駅は東陽町)にて1時から開催です。質疑込みで2時間ほどを予定しております。ブッチャー氏が長年携わっているヴェルヌの草稿研究についてお話しいただく予定です。なかなかない機会ですので、ぜひお越しください。

大失態

いやいや、やらかしてしまいました。こういうことは早めにネタとして消費してしまおうと思っていたのですが、なんだかんだでこうしてネタにできるまでに十日近くが経ってしまい、sanshinさんに直前の投稿で先を越されてしまいました……。いや、思い返せばいろいろと違和感はあったのですよ。なにかかみ合わないことがあるな、と。ブッチャー氏から17日から20日にかけて日本に来るというメールが14日に来た時には、えらく寸前に知らせてきたもんだな、と思いましたし、18日か19日に夕食を一緒にしようといわれていたのに連絡がなかった時も、野暮用があったので断るつもりになっていたこともあってまあいいか、と流し、そして当日の朝、早起きして宿泊先のホテルへ。ところが待てど暮らせど姿を現さない。しびれを切らしてフロントに尋ねると、そんな人は泊まっていないという。このへんで決定的におかしいと思うべきなんですが、確認せずに行き違いが生じたに違いない、とあわててロビーの無料パソコンでメールを送り(携帯を持っていないとこういうとき困りますね)、昼を予約していた上野の高級ウナギ屋に向かったわけです。結構ぎりぎりでした。すでに当然、私市先生や新島さんは到着してお待ちです。そこで新島さんに携帯をお借りしたところ、驚愕のメールが届いていたわけです。来日は三月ではなく、五月だ、と。ここまで間違いに気づかないとは、いや、ひょっとして僕は結構フォッグの素質があるんじゃないでしょうか。……という笑えない冗談はさておき、たまにこうしてポカをする私ですが、今回は派手でしたねえ。最近やっていなかったのでまとめてやった感がありますが、これでしばらくは……というか、今後は小出しでお願いしたいです。十数年後に笑えない失敗とかは厭です。

というわけで、みなさん、ブッチャー氏の講演は5月20日です! 今から予定をあけておいてください。よろしくお願いいたします。

で、春の遠足ですが、参加者は僕を含めて三人。しかし、実にもったいなかったです。トルコ史を専門にされている東洋大学の三沢伸生さんがいらして懇切な解説をしてくださったのですから。つくづくイスラム世界に対して自分が無知であると思いました。勉強になりました。三沢さんに感謝です。

あ、そうそう、会誌次号特集は「ガン・クラブ三部作」です。会員の皆様、ご寄稿よろしくお願いいたします。

最後につい最近行き当った文章をひとつ。

http://cruel.org/other/nikkeiwoman.html

ページ移動