・書店で、「見ることの哲学」的な本を美術関連のコーナーで見ていたら、荒原さんの『プルースト、美術批評と横断線』が置いてありました。
実は、現代思想のドゥルーズの棚でも見ました。
でも、仏文のプルーストのところには置いてないのです(泣)
石橋さんの『〈驚異の旅〉または出版をめぐる冒険』も、SFの棚にはあるのですが、仏文にはありません。
フランス文学に居場所がない、と嘆いていた、まさにヴェルヌ的事態。
(他の本屋さんはそんなこともないとは思いますが)
書棚を勝手に移動してやろうか、ともちょっと考えましたが、さすがにまずいかと思いとどまりました。(顔も知られてますし)
この状況をいかにせむ。
・ドゥルーズと言えば、最近話題の『動きすぎてはいけない』というドゥルーズ論、何の間違いか最初に『働きすぎてはいけない』と、にんべんを付けて覚え込んでしまい、未だに頭からはなれません。
問題は、そんなに働きすぎてない、ということなのですが。
・最近出た岩波新書『イギリス史10講』に、岩倉使節団のルートと、『八十日間世界一周』のルートを並べて見せたページがありました。
方向が逆なだけで、ほぼ全く同じルートであることがはっきり分かって面白いです。
ああ、まだ特集用原稿の校正が終わってないのに・・