記事一覧

雑談

・書店で、「見ることの哲学」的な本を美術関連のコーナーで見ていたら、荒原さんの『プルースト、美術批評と横断線』が置いてありました。
 実は、現代思想のドゥルーズの棚でも見ました。
 でも、仏文のプルーストのところには置いてないのです(泣)
 石橋さんの『〈驚異の旅〉または出版をめぐる冒険』も、SFの棚にはあるのですが、仏文にはありません。
 フランス文学に居場所がない、と嘆いていた、まさにヴェルヌ的事態。
 (他の本屋さんはそんなこともないとは思いますが)
 書棚を勝手に移動してやろうか、ともちょっと考えましたが、さすがにまずいかと思いとどまりました。(顔も知られてますし)
 この状況をいかにせむ。

・ドゥルーズと言えば、最近話題の『動きすぎてはいけない』というドゥルーズ論、何の間違いか最初に『働きすぎてはいけない』と、にんべんを付けて覚え込んでしまい、未だに頭からはなれません。
 問題は、そんなに働きすぎてない、ということなのですが。

・最近出た岩波新書『イギリス史10講』に、岩倉使節団のルートと、『八十日間世界一周』のルートを並べて見せたページがありました。
 方向が逆なだけで、ほぼ全く同じルートであることがはっきり分かって面白いです。

ああ、まだ特集用原稿の校正が終わってないのに・・

冬の雑感

いつまでもあけましておめでとうございます、でもないので、とりとめもない話で更新しておきます。

・野崎歓氏が翻訳に関するエッセイ集を出してますが、帯に「スタンダールからウェルベックまで・・」と書いてる。スタンダールは言わない方がいいんじゃないか、と思い中身を見たら、もちろんスタンダールの話はなし。

・NHKの4月以降の編成計画が発表されていて、ヴェルヌに絡むような要素は一切なし。マサカメTVや伝えて!ピカッチは継続という謎の編成方針だが、タイムスクープハンターは復活。杏、休みなしだ。

アンと言えば、連ドラのアンにはほぼ興味がわかない(仲間由紀恵くらいか)けど、BSプレミアムで連動してアニメ「赤毛のアン」を放送。高畑勲、宮崎駿がスタッフで名を連ねた最後の世界名作劇場だが、途中で宮崎がアンは嫌いだと叫びながら、カリオストロの城に走っていったという伝説があるそうな(一部盛ってます)。また見てみるかなあ。最初は確かにアンがひたすらうるさいんだけど、最後はマシューにかならず泣かされてしまう。

BSプレミアムでやっていた超常現象番組を総合でやるそうな。NHKもとうとうトンデモに手をつけるか。

BS1はワールドwaveトゥナイトを国際報道2014とかいうタイトルでリニューアル。何が違うんだ。キャスター替えないでね。

Music Japanは木曜23時台から日曜深夜に引っ越して時間は拡大。PerfumeがMCを続けるかは不明。

実は、一番注目はBSプレミアムで水曜23時台にやる植物男子ベランダーというやつ。いとうせいこうのボタニカルライフが原作。パイロット版が面白かったので、ちょっと期待。

三谷幸喜が三銃士に続いて、ホームズを思い切り脚色、というか改変して人形劇でやる、というのは発表済みなのだけど、3月に3話くらいやって、後は8月らしい。舞台を学園にして、少年ホームズが・・
金田一じゃん。ていうか、どこかでだれかやってないか。

うーん、とりとめもないというか、くだらないですね。日曜は新年会です。
みなさま、インフルエンザにご注意を。

下の投稿

下(?)の、1月3日付の投稿。

誰も知らないもののようで、さわらない方がいいようです。

いずれ削除されると思いますが。

削除後は、この投稿は意味不明になりますね(笑)

もうひとつの「月世界旅行」

オッフェンバックの「月世界旅行」といえば、以前私がヴェルヌ書店に推薦した「ホフマン物語」のなかの一部を抜粋した曲でした。

同じオッフェンバック(バレエ音楽)「パリの喜び」にも収録されているので、ちょっとびっくりしました。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%83%83%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%83%91%E3%83%AA%E3%81%AE%E5%96%9C%E3%81%B3-%E3%83%AD%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%AB/dp/B002L9QGTM/ref=wl_it_dp_o_pC_S_nC?ie=UTF8&colid=3KNM545W3CXSC&coliid=I2ZWQ92R8NRZ77

彼の作品でもっとも有名な「天国と地獄」もこの作品の一部だったんだな、と初めて知りました。視聴してみると、この曲はバレエ音楽だけに軽快で気持ちよく聴けそうなので、いずれ、ヴェルヌ書店を経由して買う予定に入れています。

クラシック音楽って、有名な曲に隠れてほとんど演奏されない曲が多いので、誰かが「海底二万里」を作曲しているかもしれないなって、熱いロマンを抱いています。

組曲「惑星」で知られるホルストの作品に「日本組曲」なんて珍しいものがありますし。

(ちなみに画像の貼り付け方が分からないので、長いURLになってしまいました。)

年の瀬雑感

『黒いダイヤモンド』、昨日ジュンク堂池袋店の店頭にもう出ていました。
まあ、年末の物流事情を考えれば、30日発売のわけがないか。amazonでももう出荷が始まっています。

ツワネ原則は、(ヴェルヌと全く関係ないのでもう書きませんが)世界共通の「たたき」にできるように作ったもの、と考えればいいようです。
しかし、高橋源一郎の、政府は暴力で愛を強要するDV加害者だというたとえは弱いですなあ。個人的には自己免疫疾患だと思っています(これも陳腐なたとえではありますが)。

ふらふらと第一次世界大戦勃発の経過などを読んでいますと、結局瀬戸際外交が抜き差しならなくなるんですねえ。

ヴェルヌコレクションの予告はまだ出ません。イルヌーヴ氏の『独身者機械』も来年ですねえ。

まあ、楽しみは後にとっておいた方がいいとはいいます。来年はヴェルヌ研の活動にも新しい展開を期待しましょう。
と、勝手に今年を締めまして、また来年。

ページ移動