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あす発売

2008年にフランスを代表する現代作家ミシェル・ビュトールが来日した時の学会の論集Michel Butor : à la frontière ou l’art des passagesが明日発売になります。ビュトールとヴェルヌの小説を比較する論文を寄稿させていただいています。日本語版はすでに発表済み。ビュトールといえば、ヴェルヌの文学的再評価のきっかけとなった論文「至高点と黄金時代」(『ユリイカ』のヴェルヌ特集号に邦訳がありますが、新訳の必要あり)でヴェルヌファンには親しい名前ですが、残念ながら作品はあまり読まれていないと思います。この論文をきっかけにして、ヴェルヌファンがビュトールに関心を持っていただければ嬉しいのですが……。