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新年会2014  ある会員の活動38

あっという間に1月が過ぎてしまいました。
STAP細胞という、人類史、いや地球生物史を激変させるかも知れない発見もありましたが、大多数の凡俗にはまだ関係ない話。
大体リケジョという表現自体が差別的な・・いや、やめときましょう。

先日、誰かが書いてたのを読みましたが、どこかの偉い人が、歳を重ねるほど1年が早く過ぎるように感じるのは、自分の生きてきた年数に対して1年の占める割合が小さくなるからだ、とごくもっともなことを言ってたと。

そんなことは40年も生きてりゃ誰でも思うことなので、さも発見のように引用して書くことではないのでは。

そんなこと言ったら、一日だって早い。子供は行動範囲が狭いし、一つのタスク(行動)が単純だから、一日にこなせるタスク量は多い。大人は行動範囲も広がり、タスクの一つ一つが複雑で時間がかかるから、三つか四つ何かすれば、もう1日は終わってしまう。人間の時間感覚なんてそんなものです。

枕が長くなりましたが、要は新年会からもう一週間経ちまして、簡単にレポートを。

突如寒風の吹きすさぶ中、場所は中野坂上のルーマニア料理店。ヴェルヌ「カルパチアの城」の舞台であります。海にほとんど面してないので、肉・野菜・乳製品が主。麦の大生産地なのですが、ワインもおいしいので、皆でワインを結構飲みました。

いろいろ面白かったですが、以下列挙します。

・ユゴー礼賛。
 「調べものして書くなんてフロベールのような凡人のやることで、二流ですよ」
 「バルザックが偉いと言っても、詩を書いたかっていうんですよ」
・堀口大學の謎の屋敷。小石川にあったらしい。七つの塔に七人の妻が?
・CLAW(黒内さん)の新作アート。私はレム「現場検証」のエンチア人を思い出しました。
 写真撮ればよかった。こちらでご確認ください。
・私はついあまちゃんのことをふられて一瞬熱く語り始めましたが、やめときました。

しかし、一番の問題は会誌9号の読書会のテーマがカルパチアでなくなったこと。

え? 

ルーマニア料理食べてるのに?

新訳の原稿が間に合わないそうです。東欧を舞台の、もう一つの作品に決定。これは晩年どころか死後出版の作品、もちろん未訳。
出版されたものは息子が手を入れているなど、問題いろいろあり、これはこれで大変面白そうな作品。
会誌6号(「魅惑のヴェルヌ」)で紹介されていた、というか、ずいぶん以前には冒頭部分の訳が掲載もされているのですが。

もう一つの問題は、読書会の作品が特集の主題にならない、ということ。

たしかにこれで特集組むのは厳しいか。
もしかしたら、特集なしの自由投稿スペシャルになる?

まあ、あくまで未定の話ですが。まだ投稿したことのない、という方は新規投稿のチャンス到来かも知れませんね。

さらにその次、2015年度にはついに10号を出すという、今後のヴェルヌ研に乞うご期待!

その前に、8号の著者校がこれからなのですが・・