ふーむ、12月30日というまさにどさくさで、文遊社から今度は『黒いダイヤモンド』が復刊とのこと。
ヴェルヌ作品が見直され、新しい読者が増えるのはいいこと。
でも文遊社の復刊シリーズはやや高めだなあ。ヴァージニア・ウルフの『歳月』だって、そりゃ出れば買いますが、新訳を文庫で出すのでも少しもおかしくないのでは。
『黒いインド』は新訳が出ないかな、とひそかに思っていたので、やや複雑。
一方では、著作権が切れたらしく、ポール・ヴァレリーは新訳ラッシュで、レオナルド・ダ・ヴィンチ論なんて、立て続けに違うところから出ているからよく分からない。
また一方で、岩波文庫は鈴木信太郎訳のヴァレリー詩集を復刊している。これこそ新訳すべきなのでは・・そう簡単ではないか。
ヴァレリーはともかく、来年こそは新訳ヴェルヌの刊行ラッシュ、といきたいところですね。
sansin 2013年12月15日(日)19時14分 編集・削除
創元推理文庫から「黒いダイヤモンド」というのが出ていて、ぎくっとしましたが、イギリス人作家が書いたフランス南西部を舞台にしたミステリシリーズの一冊。発注の際お間違いのないよう。
フランス南西部の黒いダイヤとは、トリュフのことのようです(笑)