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夏の雑念

暑い日が続く。

せっかくなのでここでも拡散しておくと、トップページにもあるように、
8月25日(土)午後2時から、日本大学法学部で比較文学会東京支部の特別企画「明治期におけるジュール・ヴェルヌの移入」をやるとのこと。私市先生、新島さん、藤元さんの講義、必聴ものかと。一般聴講可だそうです。(行きたかった・・)

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だいたい1ヵ月に1回くらいの投稿間隔だったのだが、連投になってしまった。

このブログの、私の投稿を読んでいる少数の人々のうち、何人かはもしかすると、こいつ会員活動とやらはどうしたのだ、と思っているかもしれないのだが、投稿の内容が頭の中でまとまらないのだから仕方がない。

このままだと自由投稿まで手が回らないおそれが出てきた。どうするかな。

集中力が昔ほどないんだよなあー、などと歳のせいにしてみる。
しかし、最近気が散ることが多い。

(1)たまたま本屋でフィリップ・ロジェ『アメリカという敵』(法政大学出版局)を立ち読みしていたらヴェルヌが出てきた。
フランスの反米主義を歴史的に検証する、という本らしいのだが、なにしろ分厚くて立ち読みで分かる代物ではむろんないし、やたら高いので買う気にもならなかったのだが、ヴェルヌに数ページ割いていて、どうやらヴェルヌ作品における反米主義の徴候を検証している(?)らしいのだが、取り上げているのが『北部対南部』と、『封鎖潜水艦』(水声通信の訳題に従えば「封鎖やぶり」)の二つだけ。どちらも読んでないので(どちらも未訳だと思うが)何とも言えないのだが、ヴェルヌとアメリカ、といえば、ガンクラブ三部作、『神秘の島』、『八十日間世界一周』あたりにも触れないとやっぱり変ではなかろうか。ま、偉い人らしいけど。

(2)結局古本市に行って『ヴァージニア・ウルフ伝』とか分厚い本を買ってしまう。いかん。ウルフの評論集を読んでいたら、今度はジョージ・エリオットを読みたくなってきた。完全にいかん。

(以下さらに私的な興味ばかりなので読まなくてもいいです)

(3)来年の大河ドラマのヒロイン(綾瀬はるか演じる新島八重:同志社大学創設者・新島襄の妻)の夫役(つまり新島襄)がオダギリジョーに決まった。
実はあれこれ予測していたのだ。ヒロイン八重は戊辰戦争に従軍し、会津落城まで奮戦した後、京にのぼり女学校の教員になるが新島襄と出会い結婚。襄の死後、日清・日露戦争で日本初の篤志看護婦のリーダーをつとめ、晩年(昭和3年)皇族以外の女性で始めて叙勲されたそうな。つまり、結婚の前後が結構あって、襄役の拘束期間は案外短そうだったのである。
ということは大物をキャスティングできるのでは、と推測し、本木雅弘、竹之内豊、草なぎ剛(!)など候補を考えてみたのだが、はずれた。
まあ、脚本家の考える人物像に沿ってキャスティングするのだから、外から予測するのは難しいのだけど。

(4)大河のキャスティングといえば、『平清盛』に今度京本政樹が出てくるそうで、マスコミはてこ入れとか書き立てているが、京本も『ちりとてちん』に出演している、脚本家ゆかりの役者であるからサプライズはないのだ。むしろ神木隆之介とかの方がこれまで絡みがなかった分興味深いのだが。

(5)思い出のメロディーに荻野目洋子が出てきて倒れそうになる。懐メロかよ。しかし、同い年のはずだが、当時と変わらない歌と踊りを披露していたので感心してしまった。

で、気が散って集中できない。困ったものだ。いい歳してね。
こんな馬鹿なことばっかり言えるのも、平和だからなのだけれども。

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