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秘蔵のドラマ「ミハイル・ストロゴフ」

 先ほどYOUTOBEを見ていたら、映画「ミハイル・ストログフ」1956年版がアップされていました。
http://www.youtube.com/watch?v=2FiaqOx2RRI&feature=colike

 念のため、all cinema online で探ってみました。1956年にはそれらしい映画は掲載されていませんでした。とすると、秘蔵のテレビドラマかなと思いました。

 この動画サイトは古い映画、著作権が切れている映画が2時間とか、長時間の時間で投稿されているようです。最近知ってびっくりしました。

 ほかには、ジャン・ギャバン出演の「レ・ミゼラブル」もオリジナルの時間で収録されています。

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ishibashi 2012年02月21日(火)13時25分 編集・削除

1956年のフランス映画『ミシェル・ストロゴフ』ですね。僕は観たことがありませんでしたが、出だしを見た限り、原作とは違いますが、特徴と工夫のある脚色になっていて興味深い。ぱっと見いやな感じのストロゴフが新鮮。アマゾンでも買えます(1960年となっているのは間違い)。

http://www.amazon.com/Michael-Strogoff-Curd-J%C3%BCrgens/dp/B00004VY7M

ウィキペディアのフランス語版。

http://fr.wikipedia.org/wiki/Michel_Strogoff_(film,_1956)

ナディア役のジュヌヴィエーヴ・パージュはどこかで見たことのある名前と顔だと思ったら、ビリー・ワイルダー監督の『シャーロック・ホームズの冒険』で謎の美女役をやっていた女優でしたか。

紛らわしいことに、ストロゴフ役に同じ俳優を使った『ミシェル・ストロゴフの勝利』という1961年の映画もあり、これは監督のトゥールヤンスキーがそこそこ有名なようです(集英社のヴェルヌ全集の訳者あとがきで新庄嘉章氏が触れている)。ちなみにこの映画もかなり脚色されたヴァージョンですが、そのノベラーゼーションをアシェットの子供向け叢書『緑色文庫』のためにヴェルヌの孫のジャン・ジュール=ヴェルヌがやっているとか……子孫にこういうことをされては困りますねえ。

ishibashi 2012年02月21日(火)13時55分 編集・削除

ミシェル役の俳優の紹介(日本語版ウィキペディア)。『反乱』はドイツ映画になっていますが、これは間違いですね。五度の離婚歴か……女癖の悪い男、という映画版のストロゴフの設定はこのためでしょうか……

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%AB%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%82%B9

kurouchi 2012年02月21日(火)22時53分 編集・削除

日本語版ウィキペディアといえば、「チャタム島」のページに大ボラが載ってますよ。結構前から。やっぱり放置ですか?>ishibashiさん

Cyrus Harding42 2012年02月21日(火)23時09分 編集・削除

 海外版のDVDはリージョン1なので、国内では観賞できない。珍しい映画があっても、見られないのが残念ですね。ブルーレイだったら、可能かもしれませんが。

 新庄嘉章氏の名前を見ると、つい(講談社文庫)「モンテ・クリスト伯」(全5巻)の訳者を思いだしてしまいます。新庄嘉章の訳はたいへん読みやすかったのが魅力的でした。まるで、文庫本が映画になったような錯覚を起こして、約3カ月掛って読破したことがあります。

彼の訳による名言「待て、そして希望を持て!」が心に刷り込まれてしまう程、好きなセリフです。カッコイイというか。

のちに講談社スーパー文庫で買ったのを今でも大切にしていますが、なぜ同じ翻訳者にしなかったのか残念です。文語体のセリフは興ざめ…。

 同じ訳者による(新潮文庫)「アドルフ」はいまでも大切にしていますね。この本はもう絶版になっていますけど。

 そうそう、本日ヴェルヌ書店を経由して注文していた(岩波少年文庫)「二年間の休暇」上下が届きました。木版画すべて収録されているのが魅力的です。初めて見る木版画ばかりですっかり見いってしまいました。

ishibashi 2012年02月21日(火)23時55分 編集・削除

チャタム島、今まで知りませんでした。さすがにこれはひどいので訂正しておきましたが、あんな感じでいいんですかね。ウィキペディアに介入するのは初めてなのでよくわかりません。

kurouchi 2012年02月22日(水)00時43分 編集・削除

どうもありがとうございます。「私市保彦」先生のところにリンクを張るべきかと(ウィキペディア内に先生の項目がありますので)。あとは強いて言えば「チャタム島モデル説」の出典(論文などの文献)も書いたほうがいいのかもしれませんが、まあ、面倒なのでこれで充分じゃないでしょうか。履歴を見ると「同島をモデルとした小説」の部分は2010年の5月に匿名の方が書き込んだようで、それ以来ずっと訂正されずにいたようですね。

ishibashi 2012年02月22日(水)01時05分 編集・削除

リンクは面倒くさくてそのままにしてしまいました……。後ほど張っておきます。

ちなみにハーディングさん、アメリカ製ではなく、ヨーロッパ製のDVDでしたらパソコンで観られますよ(アメリカ製も言語か何かの設定を変えれば観られるみたいですが、変更の回数に限りがあるらしい)。こちらでも最近ご紹介したように、アマゾン・フランスではかなりヴェルヌ原作の映画のDVDが入手できますので、いつか試してみてはいかがでしょう。