冬休みを挟んで久々に製本の続きです。3週間ほどプレスしたせいでぺったんこ。二つ折りの紙の固まりがすっかり直方体っぽいシルエットになりました。さて問題は、大きい紙に印刷したので三方を断裁しなければならないということ。私はてっきり糸かがりしてからカッターナイフでコツコツと化粧断ちしていくのかと思っていたのですが(実際、半年前に他の教室で丸背の豆本を習ったときはその方式でした。非常にやりがいのある作業で面白いんですが、職人的スキルが要求されます)、
……え? こ、このような道具で一枚づつ切れと……(ポカーン)。
やってみたら非常に楽でした。まだ天と地の二方しか断裁しておりませんが、全ページを元通り重ねてみたところ、ガタガタ小口にはならず。見た目は充分いい感じ。最終的にヤスリがけをすればツルツル小口にもできると思われます。断然いいじゃん!
写真には写っていませんが。教室の備品であるこのディスクカッター、手前のバーの側面の右側のほうに小さい紙が貼付けてあるのに気付いてしまいました。それで「わずかな厚みとはいえ、そのせいできちんと直角に切れなかったら嫌だなあ」などと思いながら作業していたんですよ。しかしながら、切り終わって紙を揃えてみて、これといって特に違和感がなかったのがこれまた不思議でした。
……、そして、帰宅してからこのディスクカッターについて検索してみたら、amazonのカスタマーレビューにこんな文があるのを発見。
手前のガイドは切断面と直角であるべきだが、ガイド自体が変形していて直角に切ることが出来ない。私は紙を貼ってガイドの歪みを調節して切っている。
岡本先生がこんなところに(笑)。ありがとうございます、お陰さまで直角に切れました。
さて問題は、前回オイルに浸けておいたへらを回収してくるのをコロッと忘れていたこと。帰りの電車の中で気付きましたが、流石に一ヶ月近くも浸けっぱなしは心配です。